行動心理学×オタ活

[オタクの科学01]どうして推し変ができないのか。「保有効果」に理由があった?担降りを行動心理学から考える

応援しているアイドルを変更することを、業界では「推し変」、ジャニオタでは「担降り」と言います。

簡単に言うと、

ずっと嵐の大野くんを応援して来たけど、関ジャニ∞の安田くんにを一番に応援すると決める…

という行為が担降りで、オタクにとってはこの担降りは大きな決心になります。

「●●くんに降りようかな(担降りしようかな)…どうしよう」

などの悩みを持ちます。

オタク以外の人からは「いや、べつに勝手にせぇよ」と言われるかもしれませんが、オタクにとって推し変は大きな節目の瞬間(とき)であり、覚悟のときです(個人差があります)。

普通に考えたらより惹かれる方を応援すればいい話なんですが、それができない。そのとき、オタクはこう思います。

ああ、○○くんに未だ未練があるんだな。私はまだ手放せない と。

まだ推しに愛があるので推し変できないと思いがちですが、それは勘違いが生んでいる可能性も充分にあります。

行動経済学の視点から、見てみます

行動経済学とは

行動経済学(こうどうけいざいがく、英: behavioral economics)とは、経済学の数学モデルに心理学的に観察された事実を取り入れていく研究手法である。https://ja.wikipedia.org/wiki/行動経済学

担降りできないのは「保有効果」のせいだった?

保有効果」という現象があります。

「人は現在保有しているものに価値以上の愛着を感じてしまう」という現象です。

2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー氏が提唱しました。

たとえば、モノが捨てられない人がいますが、これも保有効果のせいだと考えられます。

すでに1円の価値もなく、現在使用していないものでも、保有している期間が長ければ長い程、「失うのがもったいない」と考えてしまいます。

これが進行しすぎた例が、ゴミ屋敷の例でしょう。
1円の価値もないものでも、自分の手から離れるのはもったいないと思えてくるのです。

これはモノだけではなく、人間関係にも現れます。

担降りできないのは、今現在の推しに長い期間接して来たことで「失うのがもったいない」気持ちになっているだけかもしれません。

保有効果の現象が「やっぱり私はまだ好きなんだな」と思わせている可能性も高いのです

逆に保有効果を新担当に付ける

推しに向ける執着が応援したいからなのか、保有効果からくるものなのかを確認したいなら、新しい推しにも保有効果をつけてみればいいでしょう

新しい推しを毎日画像検索をしては画像を保存して、テレビに出演すると聞けば何週間も前から楽しみにして。もちろん当日はリアタイして…

そうしていたら、今度は新しい推しに保有効果がでてきます

また、長い期間推していた人は、推しにたくさんのお金を使って来たという傾向があります。

そのお金をもったいないと考える「サンクコスト効果」のせいで推しで推し変ができない可能性もあります。

[オタクの科学02]推し変ができないのは「サンクコスト効果」のせい?理由を行動経済学から考える前回、推し編ができない理由を行動経済学「保有効果」から考えました https://otagaki.work/32/otakuhac...
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